帰ってこさせられた 33分探偵



2009年4月9日更新

おバカ探偵再来。

前から大好きだったこのドラマ。
今回は更にパワーアップしている感があります。

京都編は中でも最高でした。

いつもの高橋克実さんの大田原警部ではなく、沢村一樹さんの氏家警部が何故か昭和の香りのするいい味出しています。
リカコ君のお見合いに付き合って京都にやってきた鞍馬六郎。
京都までは普通電車利用だし、
(安く済ませる為に青春18きっぷでも買ったのかな? それなら深夜バスの方がまだ便利じゃない?)

氏家警部の車で事件現場に案内しますが、背景が平安神宮→花見小路→嵯峨野の竹林と移動します。
氏家警部の運転操作、無駄なハンドルさばきや、バウンドが笑いを誘います。
(これ、『ポリススクワッド』では定番でしたね。)
しかも、リカコ君は反応しているけど、六郎君はまったく微動だにしない…。
だいたい、嵯峨野の竹林なんて車で走れないし…。

現場には死体の鑑識跡がありますが、何故かエジプトの壁画の様なマークも…
(おお!これも『ポリススクワッド』では定番だった…。)

警視庁勤務の筈の茂木刑事が何故かいて、あっさり犯人を確保しています。
今回の茂木刑事、前回よりもはっちゃけぶりが良くなって、更にパワーアップしています。

京都サスペンスの流れをうまく取り入れていて、どこかで見た様なシチュエーションがてんこ盛り。
中村有志さん演じる番頭さんの京都弁。
狙いだと思うけど、イライラします。
関東の下手な役者さんが京都人を演じると良くあるタイプ。

証言をする大根な女のこの女性。
どこか山村美紗さんを彷彿とさせます。


今回情報屋が小島よしおでないのも良いですね。
前回のシリーズでもあそこだけは笑えなかったから。


最後に犯人を追い詰めた時のカメラアングルが傑作だった。

    

左より 清水寺、高台寺の石段、八坂の塔(逆側からですが・・・)

不思議だったのは2年前に女房と二人で散策した清水寺周辺がロケに多用されていた事。
リカコ君が絵馬を書いていたのはまさしく清水寺だし、茂木刑事が駆け下りているのは高台寺の参道の石段です。
さらに彼が人力車を引いていたのも高台寺下の石畳の様です。
エピローグは八坂の塔の近く。

茂木刑事の登場場所はいずれも清水寺周辺です。
『下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。』の舞台の合間に撮ったから、スケジュールがきつかったんでしょうね。

エピローグの生ストップモーションで3人だけがストップモーションが掛かって、茂木刑事だけが走り出すのも、ポリススクワッドでのお約束。
いやあ、シゲちゃんおいしいところを持って行ったなあと思っていたら、更なるサプライズ。

リカコ君の持つ抹茶アイス。

「あっ!溶けてる…。」

「溶けてるぅ。」

「食べないなら」

「食べますよ!」

言うなり、いきなりリカコ君の持つ抹茶アイスにむしゃぶりついています。


更にCM明け。
手持ちのアイスを食べるシゲちゃんに、リカコ君の水川あさみさんが一言。

「こっ 怖い!」
これには女房と大笑い!




先日『チビナックス3.0』のDVDを見たのですが、その中の『チビコップ3』。
シゲがロボコップまがいの活躍するという話。

DVDおまけの座談会でシゲちゃんが
「おっ、目だけ隠れてるのとか、俺こういうの大好きだから…。」
と言っているのを聞いて、変な妄想が…。

『33分探偵』エピソードである時、茂木刑事が悪漢に襲われ瀕死の重症を負ってしまう。
だが、彼は警視庁の手によって改造され、茂木ロボとして復活し、「ウィーン、ウィーン。」と言いながら中途半端に大活躍をすると言うもの。

被り物大好きな戸次さんなら喜んでやりそうです。
しかも、実は茂木ロボはただの着ぐるみで、その翌週には、あっさり普通に茂木刑事として登場してしまう。

「あれっ、おまえロボットになったんじゃないの?」
「あれ着てると走りにくいんですよ。」


バカバカしいけど、見てみたい。


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